将来について (1)

後ろ向き発言で「愚痴言ってるだけなら所詮その程度の人間なんだよ」ということは百も承知な上での話になりますが。


自分がこれまで蓄積してきたスキルって、Windowsをメインとする開発技術(C#VC++Java)だとか、PoEAAとかアプリケーションアーキテクチャに関する知識、後はアジャイルだとかリーン思考だとかそういう物事の考え方程度なわけですが。
この10年間やってきたこともアーキテクチャの構築なんかがメインであって、業務系の知識が豊富だとかそういうこともなく、むしろ潰しがきかなかったりして。


で、今後、今まで得た知識を生かして&これからも発展させて仕事をやっていけるんだろうか?、っと自問の日々だったりします。


例えばWindows系の開発技術って、SI屋の下っ端求人あたりがメインになるわけですが…。
最近、ITゼネコンやSEの問題とかを取り上げている記事をよく見かけたりもしますけど。
これは週間東洋経済からですかね?
http://www.toyokeizai.co.jp/mag/toyo/2006/0729/index.html


で、自分は自分なりに、SI屋って将来が無い業種だと思っています。
マネジメントだとかデスマがどうこう言う以前に、この業界は知的生産業なんかではなくて、所詮は人材派遣業というか、言ってしまえば人売り業に過ぎないわけで。
「若くて使い捨てがきく人間」を売って儲けを得ている業界の中で、これからも働き続けていくことに未来が見いだせなくなっています。


最近はこの業界も若い人に敬遠されたり、人不足になってきているとも言いますが、それがよい材料になるとも思えません。
むしろ、より質の低下を招いていくのではないかと危惧します。


まあ、これまでは考えが甘かったというか、そんな業界に居ることは百も承知で、それでも地元である「山梨」で働いていけるのならそれも許容できるかと思っていたわけですが。
あと、自分はこれまで元請や1次受け(それもやり方の詳細については決定権のある1次受け)メインの世界で働いてきたので、まだ「やり方」を改善する機会が与えられていたからと言うのもありますが。


でも、これから地元で働けなくなったり、やり方を改善する機会が与えられなくなるとすると、とてもこの業界に居続けられるとは思わなくて。
スーパーあーきてくとやスーパーぷろぐらまな人なら、一流SI屋やソフト開発のスゴイところでバリバリやっていけるのかもしれませんが、自分程度のレベルではそれは夢のまた夢。
そもそも人売り商売の世界では、開発の現場としてはともかく、会社としてはアーキテクトなんて求められてもいないですし。
#この辺、グダグダ言わずに努力しろ、っというのが正論ですが…


SI屋以外の業種に転職するにしても、年齢的に厳しくなってきているし、今までの自分の知識や経験が生かせる求人があるのか、そもそも求人自体があるのかガクブル(((( ;゚Д゚))))の日々なのです。
地元である山梨で働き続ける事はあきらめるにしても、今後将来にわたって長く続けていける求人を得られるのかが不安でしかたがありません。