将来について (2)

自分はしがないSI屋のプログラマなわけですが、32歳になった今、将来のプランが作れないんですよね(´・ω・`)


ちなみに、世間ではよくSE/PGみたいな言い方をしますけど、自分はそういう区分けってあまり意識が無いのですが。
SEっというか、開発と言うよりも営業支援・プリセールス的なスタンスで動く人っていうのは居ますけど、物事の判断をするためには開発メンバーの意見は不可欠ですし。
PGと言ったって、プログラムだけ作って居れば良いなんていうところまで標準化されたプロジェクトは見たことが無いですしね。
少なくともSE上位、PG下位みたいな階層では仕事は出来ないというか、現実問題として、役割(ロール)モデルでやっていかないとプロジェクトなんてまわらないと思っていますけど(´ω`)


で、自分がこれまでやってきたロールというのは、なんちゃってアーキテクトでしかないというか。
プロジェクト初期段階からの技術的な評価や方針の決定、メンバーのスキルや学習コストも踏まえた上で使用するフレームワークの決定、アプリケーションのレイヤ構成の決定、骨組みの構築みたいなそんな事ばかりで(´ω`)


よくプロジェクト失敗の理由として、ヒアリングが不十分で顧客との間に認識のズレが生じたため、予測していなかったコストが発生した、みたいな事を言うケースがありますが。
実際には、技術的な判断の誤りやアーキテクチャ不在のシステム設計のせいで、つまらないコストをかけたり低品質な成果物をリリースしているというケースも多いわけで。
言ってみれば、そういうリスクを潰すのがアーキテクトの仕事というか。


現場のリーダーさんなんかはよく分かっていることですが、担当者が悩まずに個々のタスクを進めていけるように、方針の決定とサンプルを作ってプロジェクトを立ち上げるという行動がリスク回避の為には不可欠なんですよね。


後、仕様変更というか、今時のシステム構築ではビジネス上の変化を受容する必要もあるわけで、Speed&Feedbackが重要というか、その為にこそ技術力も必要なわけで(`・ω・´)


で、こういうのって技術志向の人には面白い仕事ですけど、逆に言うとそういうノウハウしか溜まらないのです(´・ω・`)


特定業界の業務知識が溜まるというのでもなく、マネージャー・リーダーというのとはまた違う役割になるので、マネジメント能力と言われても…。
システムのアーキテクチャを決定する以上、システム構築に必要な作業のタスク分割だとか、そのトラッキングだとかは当然するわけですが。
マネジメントとはちょっと違う(?)かもしれませんが、アーキテクトポジションの人って言うのはDeMarcoとかJoelとかそっち系の本はよく読みますけどね。


あと、マネジメント能力とか言われても、派遣ベースで大きくなってきたような自分のいる会社では、そもそもマネジメントってどういうものかがよく分からないというか(´・ω・`)


転職情報サイトなんかを見ていると、みなさんマネジメント能力だとかコミュニケーション能力だとかご立派で、こういう人でないと転職したり高級取ったりは出来ないんだな〜と鬱な気分になってきます。


で、今年に入ってからは色々あったりして、将来を考えることも多くなって。
自分はこれから先、この業界ではやっていけないかな〜っと暗い気分になり、将来にわたって続けていける仕事につくにはどうすれば良いんだろうと悩み続けている日々です(´ω`)